あおみなの雑記

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「いってらっしゃい」と手を振るのはなぜ? 由来は日本古来の儀式にあった!【雑学】

いってらっしゃい」「またね

日本では、人を見送る際やお別れの時に、自然と「手を振る」動作をしますよね。

この手を振る動作には一体どういう意味があるのでしょう。由来はなんと、日本古来の儀式にありました。

日本古来の儀式「魂振り」

神社に参拝するとき、「二礼二拍手一礼」の作法で両手をパンパンと二回うったり、賽銭箱の上にある大きな鈴をジャラジャラと鳴らしたりしますよね。

これは、清々しい音色を楽しみ、神様をうやまう気落ちになる、という目的もあります。

ですが、実は、これらの動作は「魂振り(たまふり)」と呼ばれる儀式の変形なのです。

「魂振り」とは、空気を振動させることによって神様の魂を鼓舞させ、周囲に呼び寄せようとする、神道の儀式のことです。


(goo辞書「領巾」より)(クリック・タップで拡大します。)

この正装は、奈良・平安時代のものです。

この日本古来の儀式「魂振り」では、巫女さんが領巾(ひれ)と呼ばれる布を首から肩にかけ、これを揺らして舞うことで神様を奮い立たせていたのです。

手を振る動作は「魂振り」の名残

やがて、この「魂振り」は、「神様に対して行う儀式」から「人に対して行う仕草」へと変化します。

たとえば『万葉集』では、別れの際に袖を振る歌がたくさん残されています。

あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る (額田王)

汝が恋ふる 妹の命は 飽き足らに 袖振る見えつ 雲隠るまで (柿本人麻呂)

袖を振ることで、「旅に出る人を見送る時に、袖(手)を振ることで、魂を呼びよせて健康や無事を祈った」「恋焦がれる人にむけて、袖(手)を振ることで、その人の魂を自分のもとに引き寄せた」とされています。

昔の人は、親しい人に対して旅の安全を祈る時、愛する人に対して気持ちを伝えたい時、袖を振ったのです。

現在、「いってらっしゃい」「またね」と手を振る動作は、この「袖振り」の名残であると言われています。

つまり、「魂振り」が由来だった、ということなのです。

さいごに

天皇皇后両陛下が優しく手を振ってくださっている様子をニュースや新聞で見たことがありますよね。

これは、両陛下の、国民全員の安全と幸せを願ってくださっている気持ちの表れでしょう。

この記事を読んでくださった あなたも、家族や恋人の無事を祈って、手を振って見送ってあげてくださいね。

以上、「いってらっしゃい」と手を振るのはなぜ? 由来は日本古来の儀式にあった! でした。